九州身体障害者陸上競技協会は身体障害者の車いす・陸上競技の競技協会です
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2007年第1回ワークショップin久留米報告

九州身体障害者陸上競技協会も、早いもので2年目を迎え、会員の皆さんに参加してもらえる活動をさらに充実させていこうと、理事一同考えています。

そこで、今年度の1回目のワークショップ(合同練習・懇親会)を、過日(9月22〜23日)福岡県久留米市で実施しました。今回は、最も登録の多い車いすの会員の皆さんのために、ロード練習に適した筑後川河川敷自転車専用道路を練習会場に取り入れました。
今回は、長崎県・宮崎県・大分県から初めて参加の会員を含め、選手・指導者・ボランティアを合わせると、2日間で延べ71名が参加しました。参加者の障害は、視覚障害、切断、下肢・上肢機能障害など様々でした。初日は、午後2時に久留米総合スポーツセンター陸上競技場に集合し、受付けおよびミーティングの後、車いす参加者は、競技レベルに合わせて4グループに分かれ、九州のトップアスリートたちが講師となり、個々の選手の質問に対し、指導・アドバイスしました。

また、立位は、選手相互に情報交換やアドバイスを交わしながら、それぞれの種目に取り組みました。そのサポートとして、日本障害者スポーツ指導者協議会九州ブロックの中級・上級者が8名、また、専門的には熊本大学陸上部の選手が、経験を基に技術的な指導をしました。練習の終了後、夜には、料理や美酒を味わい、岩下選手(熊本県)の協力と進行で、自己紹介や空クジなしの抽選会など楽しみながら、障害や種目の枠組みを越えて、親交を深めました。

2日目は、立位と車いすは、別々の会場で練習を行いました。立位は、前日と同様に陸上競技場で、専門種目のさらなる技術習得に汗を流しました。車いすは、福岡県チームが通常利用している久留米市の筑後川河川敷自転車専用道路に会場を移動し、さらに2名の参加者を加え、グループ毎に、レベルに合わせたロード練習を行いました。

今回のワークショップは、2日目の午前中ですべてのプログラムを終了して閉会しました。しかし、午後からも引き続き練習を行った選手が多くいました。今回、これまでのワークショップ参加者から希望の出されていた「ロード練習」ができる所があるという条件で、久留米にしました。車いすの参加選手からは、安全なコースで、走りに集中できてよかったと好評でした。

今回、初の試みが二つありました。一つは、会場を熊本県以外で開催したことです。九州各県からのアクセスを考慮して、これまでは熊本で開催してきましたが、今回は久留米市でした。会場へのアクセスは、会員の皆さんにとって、いかがだったでしょうか?もう一つは、日本障害者スポーツ指導者協議会九州ブロックと連携を図り、サポーターとしての参加協力を得たことです。九州内の中級および上級の障害者スポーツ指導員に、当協会のサポーターを募り、その登録者にワークショップの案内と協力依頼を送付し、自主的に参加していただきました。今後は、より密に連携を図り、両団体の活動がさらに充実したものになればと考えています。今回も、事故なく無事に終了できました。日本障害者スポーツ指導者協議会九州ブロックの皆さん、熊本大学陸上部の栗林さん、講師として対応してくれた副島正純選手、広道純選手、山本浩之選手、洞ノ上浩太選手のみなさんのおかげだと感謝しています。ありがとうございました。
九州身体障害者陸上競技協会は、会員一人一人が作り上げて行く会員自身の協会です。会員のみなさんに寄せていただいた希望や要望を、形にして活動をしてゆきます。より多くの会員のみなさんが参加できる充実した活動のために、これからもいろいろな企画を実施してゆきたいと、理事一同考えています。みなさんのご意見ご希望を奮ってお寄せください。お待ちしています。



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