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第17回仙台国際ハーフマラソン大会

第17回仙台国際ハーフマラソン大会報告書
みやぎ障害者陸上競技協会 理事長 及川 幸司


2007年 5月13日(日)新緑の美しい宮城県仙台市で「第17回仙台国際ハーフマラソン大会」が開催されました。

この大会は、2001年に第1回の全国障害者スポーツ大会が宮城県で開催される事を機に障害者のスポーツを県民にアピールする為にデモンストレーションして、第11回大会より始められ開催される毎に少しずつ距離を伸ばし、漸く今年関係者のご理解、ご協力のもと完全ハーフ化になりました。完全ハーフ化にご尽力頂いた関係各位に皆様方に対して大変感謝して

おります。本当に有難うございました。完全ハーフ化(車いすの部も日本陸連公認コースとなりました)に伴い参加選手もパラリンピックメダリスト、歴代車いすマラソン日本記録保持者、来年に迫った北京パラリンピックを視野に入れている選手をはじめ多くの選手が参加すると言う全国的に見ても類を見ないハイレベルなハーフマラソン大会になりました。

大会当日は、天候 曇 気温18℃ 風速0.5mと気温は少し暑いぐらいでしたが風も無く新緑のケヤキ並木の中、走り易いコンディションになりました。昨年の倍近くの42名がスタートラインに付き1名のリタイアがありましたが41名が完走し無事大会は終了しました。当初このコースは上りが多く大変なコースでありタイムは期待しておりませんでしたが、10時に選手が一斉にスタートし最初のテクニカルなコーナー自重しながらも序盤笹原選手、廣道選手の2人が抜け出しそれを小谷選手が追走、その後ろに久保選手、樋口選手、花岡選手ら三人が追い掛けその後大体三つの大きな集団が走ると言う展開になり5キロ過ぎの弧線橋の上りで笹原選手が廣道選手を離し独走態勢に入りそのまま日本新記録の43'13でゴールしました。廣道選手はその後、後方集団を待つ感じになり2位集団は廣道選手、樋口選手、小谷選手、久保選手、花岡選手の5選手になりそのまま鎬を削りながらゴールになだれ込み自力で勝る廣道選手が44'34で2位、樋口選手が44'35で3位と言う結果となりました。

また、本大会は時間差スタートで同コースを一般ランナーの男女が走る大会で沿道では車いすランナー、男子ランナー、女子ランナーと次々と途切れる事がなく走る選手の姿を見られ声援を贈れる事ができ、沿道からの声援がとても多い大会です。表彰式も一般選手と車いす選手同会場で盛大に行われる大会で、一般有名ランナーとの交流も深められる大会です。

まだまだ、問題点ありますが選手にとって心に残る素晴らしい大会になるようこれからも頑張って行きますので来年はもっと多くの選手が参加して頂ける様お願い致します。


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