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> 2007ジャパンパラリンピック陸上競技大会報告
「2007ジャパンパラリンピック陸上競技大会」が、10月20日と21日の2日間にわたり開催された。本年8月に開催された「IAAF世界陸上2007大阪大会」と同じ長居スタジアムが会場だった。
今回は、IPC公認大会として承認を得てから初めての開催だったが、北京パラリンピック大会標準記録の突破指定大会ということもあり、世界6カ国から50名の選手を交えての開会となった。
大会前日は、公開練習日であったが、あいにくの雨と、今年に入り一番の冷え込みとなり、選手たちは練習が思うようにできない様子だった。しかし、大会2日間は、大会日和となり、選手たちは、充分に競技に集中できたのではないだろうか。
今回の会場である長居スタジアムのトラックは、8月の世界陸上開催に向けて全面改装され、その結果、車いすのトラック競技においては重くなり、残念ながら記録は伸びなかった。ただ、参加した選手たちは、そんな状況においても、真摯な態度で競技に取り組んでおり、そんな姿に好感がもてた。一方、前評判どおり「高速トラック」ということの影響もあったのか、香港のソー・ワ・ワイ選手(T36)が、100m、200mの両種目で世界新記録を樹立。参加外国選手たちの実力の高さを証明して見せた。また、日本の選手たちも意地を見せ、数々の日本新記録をマーク。多くの大会新記録が生まれる国際大会にふさわしい華々しい大会となった。
今回は、多数の海外選手の受入れ体制や、陸上競技場の改修に伴う様々な変化など、予想外の問題が発生しましたが、全スタッフの協力と努力の結果、無事に大会の幕を閉じる事ができました。
本大会にご尽力いただいたすべての方に、心から感謝申し上げます。
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