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第10回 記念種子島サンセット車いすマラソンアジア大会

レース前



第10回種子島サンセット車いすマラソン大会が、7月19日に開催されました。 今回は10回記念で、初の国際大会となり、マレーシアからも選手が出場していました。 私自身も種子島のレースは初参加でした。暑いとは聞いてましたが、想像以上でびっくりしました。 ハーフの部は33人が出場し、それぞれが自分の目標へ向かって、熱いレースを繰り広げました。
このコースはアップダウンが激しくて、海からの風も強く、照りつける太陽も厳しく、とても過酷なコースでした。スタート直後の下り坂で山本選手が仕掛け、先頭集団は北京パラリンピック日本代表の4人(山本・廣道・洞ノ上・笹原)に絞られました。


先頭でガンガン飛ばす山本選手になんとか喰らい付いていき、チャンスをうかがいました。
4キロ地点の上り坂で仕掛けると、後続との差が少しずつ広がり、思ってもない独走状態となりました。 「残り17km、今まで経験したことのない暑さ、初めて走るコース」等が頭の中を駆け巡り、一人で逃げきる自信がありませんでした。 しかし後続の選手も疲れた様子で、また少し差が広がってたので、ここは一気にいくしかないと思いペースを上げました。 それから3〜4kmのところで後続の選手が見えなくなり、後は自分のペースでしっかりと確実にリングを廻すだけでした。 暑さのせいか、後半は頭がボ〜としてきましたが、沿道からのたくさんの声援に後押しされ、最後まで走りきることができました。 そして、大会新での優勝という、最高の結果を出すことができました。
レース後はたくさんの出店が立ち並び、ビール片手に焼きそばを食べながら、ボランティアの方たちや選手達と楽しいひと時を過ごしました。
種子島はとても暑かったですが、それ以上にスタッフやボランティア、沿道へ駆けつけてくれた島民の皆さんは熱かったです。 また来年も参加したいと思う大会でした。
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現在、車いすマラソンを始め約1年半が経ちます。 仕事もあるため、毎日練習するというわけにはいきません。 そのため、休みの日にはなるべく練習するように心がけています。 そんな私は、ほとんどレース経験が無く参加したハーフマラソンは 昨年の大分国際車いすマラソン一度だけとなります。
経験が少ないため、自分は完走することが出来るのだろうか? 頭に浮かぶのはいつもそのことばかりです。
今回、種子島サンセットマラソンに参加させていただきましたが、 種子島に到着し初めに思ったことは、「暑い」でした。 照りつける太陽は気温と体温を上昇させ不安を倍増させていきました。 また、コースの下見に行くと、そこにはこれまで経験したことのないような アップダウンが続いていました。そこでもさらに不安は倍増…
このコースを自分が走るのか?と思った時、 「このレースは参加するんじゃなかった」と正直思いました。 でも、「やるからには絶対に完走したい!」と、そう願った自分もいました。
レースが始まると沿道からは大きな声援が途切れることなく聞こえてきました。 上り坂では何度も手を休めようと思いましたが、沿道から聞こえてくる声援が 背中を押してくれているようにも感じ、休むことなく登りきることが出来ました。 また、無我夢中で走り続けたことで、完走することも出来ました。
とても過酷なコースだったため、一人の力だけでは完走することは 難しかったかもしれません。しかし、周りの支えがあったからこそ 過酷なコースも乗り越えることができるんだろうなと感じるレースでした。
あんなコースはちょっと…と思いながらも来年また参加したいと思っています。

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■結果■

1位 洞ノ上 浩太 44:15(大会新記録)
2位 山本 浩之  45:54
3位 笹原 廣喜  48:08
4位 廣道 純    48:11
5位 坂元 幸雄  52:13
6位 上田 隆司  52:14

詳細結果はこちらのPDFファイルをご覧下さい。
 
(写真提供:洞ノ上選手)



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