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> 第19回仙台国際ハーフマラソン大会
5月10日、「杜の都」仙台で第19回仙台ハーフマラソン大会が開催された。正式に車いすの部ができてからは、4回目である。当然のごとく、日本陸上競技連盟公認コースである。
当日は、昨年の肌寒い霧雨とは異なり、さわやかな五月晴れ(気温22度)となり、車いすレースの勝敗や記録に大きく影響する風もほとんど無く(南南東の風0.4メートル)、いわゆるレースにとっては、絶好のコンディションだった。 レースは、昨年の優勝者である山本浩之選手を中心に、廣道選手、樋口選手、小谷選手ら4名が、1km過ぎから第1集団を形成し、山本選手が何度となく仕掛けるものの、他の選手も必死に食い下がり、集団が崩れる事無く、レースは進んだ。昨年、山本選手が仕掛け、その後一人旅になった7km過ぎの坂で、今年は山本選手が引き離され、続いて肩の不調が伝えられていた廣道選手も遅れだし、樋口選手と小谷選手の一騎打ちとなった。その後2人の駆け引きが続き、15km地点では30分25秒と大会記録更新が期待できそうなハイペースでのレース展開となった。その矢先、16km地点のコーナーで、樋口選手がまさかの転倒。その後自力で起き上がりレースに復帰したが追い着くことはできず、小谷選手の初優勝となった。
一方、一般のランナーでは、ママさんランナーで注目の赤羽選手が初優勝を飾った。大会開催日は母の日という事もあり、表彰台では一際幸せそうな笑がこぼれていた。大会後は、ホテルへ移動しての懇親会で、すべてのランナーやレーサーが、お互いの走りやレースを振り返りながら、にぎやかに親睦を深めていた。大会運営においては、昨年同様、学生のボランティアが出場選手一人一人につき、選手がレースに集中できるよう、走り回ってサポートしていた。今回は、ソウルマラソンと日程が重なり、車いす選手の参加者が若干少なかった様に感じた。車いす選手の出場を歓迎し、今後出場者が増える事を望んでいると、大会関係者が話していた。会員の皆さん、来年、チャレンジしてみませんか?
男子T53/54
優勝 小谷 謙二 兵庫県 0:43:49
2位 樋口 政幸 長野県 0:44:57
3位 山本 浩之 福岡県 0:47:25
4位 廣道 純 大分県 0:48:10
5位 吉田 高志 大阪府 0:49:00
すべての選手の結果は、
「第19回仙台国際車いすハーフマラソン大会」
HPよりどうぞ。
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