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〜福岡 洞ノ上選手〜 2010.2.28
レース当日の気温は4℃で、雨も降り続く最悪のコンディションでのレースでした。
今回東京マラソンは4回目ですが、2007年の第一回大会の時も、同じような気温で雨の中でのレースでした。
第一回大会の時は、レースというよりも寒さとの戦いでしたが、今回はその時の経験を踏まえてしっかりと寒さ対策をして臨みました。
過去三回のレース全てにおいて、スタート直後の7キロにわたる下り坂で先頭集団から離されてしまっているので、今回はまずその下り坂でしっかりとついていくことを第一に考えました。
車いすの部は、9時5分にスタートしました。
スタート直後の下り坂は難なくついて行くことができ、ホッとしたのもつかの間、4km地点で右側のタイヤがパンクをしてしまいました。
スローパンクだったので、5km地点まで走り、そこでタイヤ交換をしました。
かじかんだ手は言うことを聞いてくれず、タイヤ交換に必要以上の時間を費やしてしまいました・・・。
後続を走るほとんどの選手に抜かれてしまいましたが、リタイヤの文字は浮かびませんでした。
その後レースに戻り、一人二人と抜いていき、その度に頭の中でいろいろ目標を変えながら走りました。
すると30km地点では、表彰台を目標とするところまで順位が上がっていました。
ラスト1km地点では、低体温症に陥った副島選手を抜いて2位でゴールでした。
何が起こるか分からないのがレースです。
これからも、いついかなる状況でも、諦めることなく最後まで走り続けたいと思います。
レース前半でのパンクは残念でしたが、絶対に諦めない気持ちを持てば、次につながる走りが出来ると思いました。
応援してくださった皆さんには、表彰台の真ん中に立つ姿を見せられなくてとても残念ですが、沢山の方から「感動したよ」などと声をかけていただけたのは、本当に嬉しかったです。
しっかりとトレーニングを積んで、また来年東京のド真ん中を突っ走りたいと思います。
選手の皆さんお疲れ様でした。
ボランティアの方、そして大会関係者の方々、どうもありがとうございました。
また来年宜しくお願いします！
1位 山本浩之 1時間35分19秒 2位 洞ノ上浩太 1時間40分07秒 3位 副島正純 1時間40分20秒 4位 花岡伸和 1時間44分55秒 5位 渡辺習輔 1時間54分44秒
大会ホームページは
http://www.tokyo42195.org/2010/index.html
(写真提供：洞ノ上選手）
順位
名前
記録
1位
山本浩之（福岡）
1時間35分19秒
2位
洞ノ上浩太（福岡）
1時間40分07秒
3位
副島正純（福岡）
1時間40分20秒
4位
花岡伸和
1時間44分55秒
5位
渡辺習輔（大分）
1時間54分44秒
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