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114th Boston Marathon ボストンマラソン

■報告 洞ノ上 選手 (福岡)■
「114th Boston Marathon」ボストンマラソン

日時 :2010年4月19日

場所 :アメリカ(ボストン)

結果 3位

今回初めてフルマラソンの3週連続に挑みました(ボストン・ロンドン・ソウル)。
アイスランドの火山噴火の影響で、ロンドン経由でボストン入りするつもりが、初日から成田で足止めとなってしまいましたが、 航空会社に交渉して、なんとかシカゴ経由でボストン入りすることが出来ました。
ボストンマラソンは、今年で二回目の参加でしたが、去年は、5km地点でマンホールを踏んでしまいパンク・・・9位と惨敗でした。 なので、今年は自分の力を全て出し切る事が目標でした・苦笑。
コースは、アップダウンを繰り返しながら、全体的にかなり下っているコースです。 私のような、体重の軽い選手は、絶対的に不利といわれているコースですが、苦手克服の為あえてチャレンジしています。
レース当日は、風は強かったですが、前日までの雨が嘘のような、雲一つない良い天気でした。 レースの方は、また今年もスタート直後から、エレンスト選手に逃げられてしまいました。 彼は、過去ボストンマラソンを9度も制しているので、このコースを知り尽くしている選手です。 そのエレンスト選手が、体重(約80kg)を活かして下り坂を一気に下ると、アッと言う間に見えなくなりました。 私を含む8人がメイン集団となり、先頭のエレンスト選手を追いかけました。
10km地点では49秒の差がありましたが、エレンスト選手も一人で風を受けながら走るので、疲れが出たのでしょう、18km地点で集団に吸収しました。 その時点で、先頭集団は6人となっていました。
下り坂の度にエレンスト選手がアタックをして逃げにかかりますが、それをなんとか持ち堪え、代わりに上り坂では、私がペースを上げて様子を伺っていました。 そして、33kmのハートブレイクヒルで、登り坂を得意とするクリガー選手が一気にスパートしました。
とても力強いアタックで、ちょっと反応が遅れましたが、3〜4mの差をつけられながらもなんとかハートブレイクヒルを登り切りました。 その後は、下りで離され、登りで詰めるといった感じで、数分かけてなんとかクリガー選手に追いつくことが出来ました。 その時点で、先頭はクリガー選手と私の二人になっていました。
最後の大きな下り坂で、ちょっと差ができてしまい、そのまま左の急カーブに突入しました。 私は、その急カーブにびびってしまい、ブレーキをかけてしまって、それでクリガー選手に引き離されました。 そこからはダラダラと長い下り坂が続きますが、そこで体重を活かしたエレンスト選手に追いつかれて、一気に追い抜かれてしまいました。 エレンスト選手は、そのまま先頭を走るクリガー選手まで追いついていきました。
それからゴールまで、必死に二人を追いかけましたが、差は徐々に詰まってはいましたが、追いつくことが出来ず3位でした。

しかし、体重の軽い選手が絶対的に不利と言われたこのコースで、しかもこのコースを知り尽くした二人の選手に、ここまで食い下がれた事は、とても自信になりました。 大会関係者の方々、通訳のケイさん、よしなさん、副島夫妻に土田選手、大変お世話になりました。ありがとうございました。
また来年も更にパワーアップして、今年よりももっと上を目指したいと思います!

洞ノ上 選手のブログはこちら→http://www.plus-blog.sportsnavi.com/bt_hokinoue/
レースの内容など盛り沢山なページです。


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