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ニューヨークシティマラソン2010

この大会は、世界5大メジャーマラソンと言われる(ボストン4月、ロンドン4月、ベルリン9月、シカゴ10月、NY11月)の中でも一番賞金が多いので(車いすは)、総参加数は18台ですが、世界のトップ選手はきっちり集まって来ます。
そして、登りのきつさや路面の悪さもあり、世界で一番過酷なフルマラソンでもあります。
そして気温も低く、とても寒いです・・・。

朝8時半にレースはスタートし、スタート直後いきなり大きな橋を渡ります。
横風が強く、傾斜もきついため速度は15km/hぐらいしか出ません。
それが1.6km続くので、遅れる選手が出てきて、一気に先頭集団が絞られます。
その橋を渡りきった頃には先頭集団は6人に絞られました。
10kmを過ぎた辺りで副島選手が追いついてきたので、先頭集団は日本人二人を含む、7人の集団となりました。

ラストスパート勝負では、外人選手に太刀打ち出来ないと思っていたので、前半の上り坂から積極的に攻めて、スタミナ勝負に持ち込もうと考えていました。
予定通り前半から上り坂では積極的に攻めましたが、縦一列に伸びるだけで、集団を小さくすることが出来ませんでした。
すると、25kmあたりの長い登り坂でクート選手がロングスパート!
カナダのジョシュ選手が切れて、その後私も切れてしまいました。
頂上付近では先頭集団から7〜8秒遅れてしまいました。
下り坂に入ると差がちょっと縮まり、その後も離されずに耐えていましたが、ファーストアベニューのガタガタ道で力尽きました...。

じわじわと離されてしまい、前を行く先頭集団も後ろを走るジョシュ選手も見えなくなり、一人旅となりました。
レースは最後まで何が起こるか分からないので、諦めずに先頭集団を追いかけました。
しかし、何かが起こったのは私にでした・・・。
30km付近で、練習でもめったにパンクしない前輪がパンク。
まっすぐ走らず、しかも転がりも悪いので、挫けそうになりましたが、6位入賞目指して頑張りました。

現在自分が6位を走っていることは分かっていましたし、6位までが入賞で、ティファニーのクリスタルトレーをもらえるのも分かっていたので、根性見せました・笑。
しかし、気合いとは裏腹に速度は上がらず、ラスト1kmを切った辺りで7位を走るジョシュ選手に追いつかれてしまいました。
そのまま一気に抜かれてしまいましたが、なんとかジョシュ選手の後ろに喰らいつき、ゴール前で抜き返して6位でゴールすることが出来ました。

優勝はイギリスのデイビッド選手、2位には僅差で副島選手が入りました。

福岡県 洞ノ上選手

レース結果
1 David Weir 01:37:29
2 Masazumi Soejima 01:37:31
3 Kurt Fearnley 01:38:44
4 Krige Schabort 01:39:37
5 Aaron Gordian 01:40:35
6 Kota Hokinoue 01:42:44
7 Josh Cassidy 01:42:48
8 Ernst Van Dyk 01:47:10
9 Rafael Botello 01:47:39
10 Denis Lemeunier 01:48:04
11 Roger Puigbo 01:48:06
12 Aaron Pike 01:48:09
13 Joshua George 01:53:29

大会の詳細はホームページでご確認ください。 http://www.ingnycmarathon.org/Results.htm
(Whhelchairを選んでください)


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