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ニュージランドのクライストチャーチで、1月21日から30日までの間、IPC世界陸上選手権大会が開催された。
この大会は、障害者陸上競技にとっては、パラリンピックに次ぐ大きな大会で、4年に1回、パラリンピックの中間年に開催される。また、今回の成績が、来年ロンドンで開催されるパラリンピックの国別出場枠に反映される。さらに、そのロンドンパラリンピックで実施する種目そのものを見直すための参考大会として、極めて重要な大会でもあった。
日本からは、32名の選手が、それぞれのクラスの数々の種目に出場した。
開会式は、競技開催前日の21日に、クライストチャーチ市中心部にある大聖堂前広場で、大勢の市民や世界中からの観光客たちに囲まれる形で、盛大に開催された。22日からは、午前09:00〜13:00と午後16:00〜20:00に、連日競技が行なわれた。
現地の気候は、南半球という事で、夏のシーズンではあったが、想像以上に涼しく、南極からの冷たい風が吹く日は、寒いくらいだった。一方、日が差すと気温は急上昇し、日本の7倍という強くて危険な紫外線など、選手は調整に苦労したのではないだろうか。
そんな厳しい気候条件や、変わりやすい天候の中、日本選手は、日本代表として競技に集中し、ベストのパフォーマンスを繰り広げていた。 |