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22回日本身体障害者陸上競技選手権大会報告

報 告

九州の暑い夏とは対照的な、涼しい北海道の釧路で、第26回釧路湿原全国車いすマラソン大会が、8月28日に開催された。北の地釧路ではあるが、例年よりは多少暑いように感じた。

レースは、午前9時30分スタートで、記録を左右するような風はなかったものの、その分選手にとっては、少し暑さを感じさせたようだった。

ハーフマラソンの部では、2012年に開催されるロンドンパラリンピック大会の日本身体障害者陸上競技連盟強化指定選手5名が、強化合宿のため北海道入りした関係で、大会にも出場した。

スタートと同時に、予想通り強化指定選手5名が飛び出した。その後も5人が先頭集団を形成し、入れ替わりにトップをとるレース展開となり、大会記録更新が期待されるハイペースで、そのまま最終のトラック勝負となった。結果は、良いタイミングでインコースから抜け出した花岡選手が、みごとに釧路での初優勝を飾った。5名の選手が3秒以内にゴールになだれ込む白熱したデッドヒートが、競技場のトラック内で繰り広げられ、観客は国内トップアスリートのスピードと緊迫した競技の駆け引きに圧倒されていた。
この大会は、北海道ならではの涼しい気候と、アップダウンのまったく無い平坦で好記録の出やすいコースが特徴で、その点が選手たちに好評である。今回、熊本から初めて出場した選手も、自分の記録を約20分も更新して驚いていた。
また、恒例となっている武修館高校の学生たちの手作り横断幕や、多くのボランティアが、選手一人一人に名前を呼んで応援してくれるのも、走る選手たちにとっては、疲れた体を後押しするありがたいエネルギーになっているようだ。
近年、全国的に厳しい財政や冷え込む経済状況の中、26年間も大会を開催し続けていただいていることを、大変ありがたく思うのと同時に、主催者や支援協力者、ボランティアの皆様のご尽力に心から感謝している。そんな皆様のご苦労に答え、今後も継続的に大会を開催していただくために、減少している出場選手数を何とか増やすことができればと思っている。
会員の皆さん、来年の8月は、暑い九州を抜け出して、北の涼しくさわやかな気候の中で、気持ちの良い汗を大会で流し、浜ゆでカニや秋刀魚の刺身など美味しい味覚を味わうというのはいかがでしょうか?


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