九州身体障害者陸上競技協会は身体障害者の車いす・陸上競技の競技協会です
九州身体障害者陸上競技協会
フリーマーケット リンク集
協会のご案内大会・イベント情報大会日程大会・イベント報告選手名鑑各県情報トレーニング・研究
HOME大会・イベント報告 > 第3回つわぶきハーフマラソン&車いすマラソン大会
第3回つわぶきハーフマラソン&車いすマラソン大会

報 告
宮崎県
小川 敬

「第3回つわぶきハーフマラソン&車いすマラソン大会」は11月20日(日)晴天の下、宮崎県日南市で開催された。
ハーフマラソン873人、5km・3km親子マラソン464人、車いすマラソン35人。
前日の大雨がウソのような晴天。しかし、当日は西よりの風が強く、「走る」と言う意味では少々残念なことになった。走る前から、「記録はだめだな!」と言う予感がした。
日南市総合運動公園陸上競技場の近く「運動公園大橋」をスタート〜陸上競技場ゴールとする、陸連公認のハーフマラソンコース。いわゆる、公認記録となる。
午前9時にスタート!
スタートしてしばらくして左折、東へ約4キロは西寄りの追い風を受けて、順調に(というより、早いペースで)走りはじめる。しかし、5キロを過ぎるころから、西へ向かう。これまでの追い風が一転、強烈な向かい風になる。ここをしのぐために、集団から離されないよう、細心の注意を払い懸命に追う。私は、第3集団くらいだろうか?…この集団から遅れる人、逆に前の集団から落ちてくる人、さまざまな形で新しい集団が形成され変貌していく。
日南市役所前、カーブが連続する。ここも立ち遅れないよう、しっかりとケアしなければいけない。カーブでハンドル操作することが多いので、立ち上がりに少し遅れる。その分、少しスパートして取り戻す。余計にエネルギーを消費するが、仕方がない。 この時点で少しペースが遅い気がした。集団全体のペースを上げようと思い、先頭に出る。前方に落ちてくるランナーがいる。そこまで頑張って、吸収しようと思う。
11キロ付近では、10名余りの大きな集団になっていた。そのころ後方になっていたので、これ以上遅れないよう、付いていくので精一杯になっていた。先頭に出た付けが回ってきた。へばったようだ。風田へ向かう道路で遅れそうになる、辛抱して懸命についていく。苦しい!なんでこんな思いして走っているのだろう…一瞬「自問自答する」。山ノ口橋を通過する頃、集団の最後尾に落ちていた。この後は胸突き八丁のアップダウンとカーブの連続が来る。
14キロ付近、明らかに遅れ始めている。前のランナー達と5メートル以上差が出ている。「イカン!」何とか詰めねば…と思うがもうすでに遅く、徐々に差が開きはじめる。 16キロ地点過ぎ、少し小高い位置に出る。全体が見渡せる。10名前後の集団は、明らかに崩れていた。2,3名あるいは1人のグループに分裂し、ゴールを目指していた。
この辺りから、完璧な一人旅。あとは黙々をこぎ続けゴールを目指すだけとなった。気持ちが切れた。 そのまま、一人でゴール。雨の大分国際より、4分近く悪い。やはり、風の影響は大きいものだと、つくづく思う。なんだか疲労がどっと出た感じがした。
 全体的な成績も、あまり良いものではなかったようだ。今回は、強い風が大きく成績に影響したようだ。
でも、秋のさわやかな太陽の下、気持ちの上ではすっきりした充実感を味わえた! その点はたいへん良かったと思う!!!  競技終了後は、運動公園内のドームでおいしい昼食をいただいた。 次回、多くの皆さんが参加していただけるよう、よろしくお願いいたします。


Copyright Kyusyu Association of Athletics Federations for the Disabled All Rights Reserved.
九州身体障害者陸上競技協会のホームページに関するお問合せは
〒870-0131 大分市皆春450-1-B102 WEB担当 小野まで
e-mail: info@9srk.jp