報告 洞ノ上選手 福岡 |
ボストンマラソンのコースの特徴は、スタートから急激な下り坂がいくつかあり、中盤から後半にかけて角度のきつい上り坂が連続してあります。
ワンウェイコースで、アップダウンを繰り返しながらも、全体的には下っているので、国際オリンピック委員会(IOC)の公認にはならず、記録などは公式には認められていません。
レースは、スタート直後の下り坂で、エレンスト選手(ボストンマラソン9回優勝・最多記録)と、カナダのジョシュ選手に逃げられました。
それを第2集団で追いかける展開となりました。
第2集団は、副島選手、クート選手(アテネ・北京パラのマラソン金メダリスト)、クリガー選手(ボストンマラソン優勝経験あり)と私の4人。
25kmあたりで、先頭集団から落ちてきたエレンスト選手を吸収し5人となりましたが、三連続の坂(最後はハートブレイクヒル)の最初の坂でクート選手が渾身のアタック。
世界最強クライマーのクート選手のアタックに誰も反応できず、逃げられてしまいました。
その後、エレンスト選手が集団から脱落し、副島選手とクリガー選手と私の三人による3位争いとなりました。
最後トンネルを抜けて右折する所でコースアウトしそうになり、膨らんだ所をインから副島選手に抜かれてしまいました。
ゴール前の直線で、最後の力を振り絞り、前を行く副島選手を抜き返す事が出来て、3位でゴールしました。
このコースは、下り坂が長く多いので、体重の重い選手が有利と言われてきたのですが、そのコースにおいて3位に入れたのは、とてもうれしく思います。
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: 総合順位 :
1位 ジョシュ・キャスディ 1:18:25(非公認ながら世界最速タイム)
2位 クート・フェーンリー 1:21:39
3位 洞ノ上 浩太 1:23:26
4位 副島正純 1:23:27
5位 クリガー・スチャボート 1:23:44
6位 エレンスト・バン・ダイク 1:24:23
大会ホームページレース結果 http://www.baa.org/races/boston-marathon.aspx |