P1100228佐賀県障害者スポーツ指導者協議会では、「2014ジュニア&ビギナー車いす陸上競技教室in ありた」を平成26年5月31日(土)に佐賀県有田町の歴史と文化の森公園内において、九州身体障害者陸上競技協会との共催イベントとして、昨年に引き続き開催しました。
当教室は、翌日(6月1日(日))に行なわれる「有田セラミックロード車いすマラソン大会2014」に参加するジュニアやビギナー選手、さらに佐賀県および近隣地域の車いすジュニアがジュニア用競技レーサーの乗車体験を通じて、レースへのモチベーションアップや車いす陸上競技挑戦のきっかけ作りの場を提供することを目的に行いました。

 
 
P1100223教室には11名(佐賀県4名、福岡県2名、大分県2名、長崎県1名、山口県2名)の参加がありました。参加者をそれぞれのレベルに応じて初心、中級、上級クラスに分け、セラミックロードに出場予定の車いすマラソン選手(パラリンピック選手を含む)を中心に、日頃から福岡、大分、佐賀などで障害児の陸上教室を指導している専門家が指導にあたり、約90分行いました。
初心クラスでは、初めて乗るレーサーの操作に始めは戸惑っていたものの、丁寧な指導を受けながら、公園内の周回コースを何周も疲れを見せず走りました。上級クラスは、当日飛び入り参加の花岡伸和選手と一緒に走りながらの実践的な指導を受けました。またレーサーの乗車が難しい参加者はハンドサイクルでの走行を楽しみました。参加者全員それぞれのレベルにあった指導を受け、心地よい汗を流し、最後は疲れた中にも達成感に満ちた笑顔を見せていました。
当日は真夏の暑さで、熱中症の危険もある中、指導者や保護者、関係者の献身的なサポートによって、けがや事故無く、みんなが満足いく有意義な教室になりました。ご協力頂いた方々にはこの場をお借りして感謝を申し上げます。
 
 
P1100219翌日の「有田セラミックロード車いすマラソン大会」には、参加者の内8名が出場し、3キロの部で女子1位、10キロの部では一流選手に交じって20位(一般の部)という優秀な成績でゴールしました。
残念ながらセラミックロード大会は今年で終了となりましたが、今後も九州のジュニア&ビギナー車いす陸上選手の育成・発掘の場として教室の開催を継続し、2020年東京パラリンピックでは多くの九州出身の選手が日本代表として活躍して欲しいと願っています。皆様の温かいご協力とご指導をよろしくお願い申し上げます。
 
 
主催/佐賀県障害者スポーツ指導者協議会
共催/九州身体障害者陸上競技協会、佐賀県身体障害者陸上競技協会、NPO法人キッズスポッチャ、NPO法人はぁとスペース、NPO法人スポーツラボGABAIさが
協力/有田セラミックロード車いすマラソン大会実行委員会
日時/平成26年5月31日(土)14:00~16:30
会場/歴史と文化の森公園 (佐賀県西松浦郡有田町黒川甲1788番地
<文/福嶋利浩 佐賀県障害者スポーツ指導者協議会・九州身体障害者陸上競技協会賛助会員>

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