マルセル・フグ(スイス)5連覇

oita2014今年は16カ国271名がエントリーしました。フルマラソン87名・ハーフマラソン184名。

 

 

第34回大分国際車いすマラソン大会は、小雨の中レーススタート。スタートから大会4連覇中のマルセル・フグ選手が抜けだしたかに見えたが、すぐに日本人選手3名(山本・洞ノ上・副島)が追い付き集団に取り込む。しかし、弁天大橋から徐々にフグ選手がジワリジワリと抜け出し1人独走体制に持ち込んだ。日本3選手が必死にローテーションしながらペースを落とさずに追走するが、フグ選手が世界記録を上回るペースで走行し、追走を引き離す展開に。

 

 

103鶴崎のテクニカルコースに入ってもフグ選手は依然として世界記録更新ペースで走行。2位集団とは2分30秒差に広がっていた。さらに2分以上後で5位集団は6人で前を追う展開に。そのもうひとつ後続の集団に並走して、女子2名が通過して行く。

 

 

久原折り返しを過ぎてもペースが落ちなかったフグ選手だが、30kmを過ぎたあたりからやや落ち始め、世界記録更新が厳しくなりはじめた。その中、大野川大橋で2位集団から副島選手が後退したかのように見えたが、鶴崎テクニカルコース内で追い付き2位集団は再び九州勢の3人で激しく競い合う。

 

 

104テクニカルコースを抜けた時点でトップのフグ選手と2位集団の差は5分くらいで、ここから2位(国内1位)争いの駆け引きが明確になるが、誰かが仕掛けると他の二人が追い付き、一進一退の攻防がフィニッシュ地点の大分市営陸上競技場まで続く。

 

 

トラック勝負となった争いは最終コーナーで山本選手が副島選手・洞ノ上選手を振り切り3大会連続の総合2位でゴール。副島選手・洞ノ上選手は同タイムだったが副島選手が総合3位となった。

 

無風に近く小雨が止むタイミングもあったが、路面が乾くことは無かった今大会。レース終盤まで世界記録更新を期待させてくれたフグ選手 1:21:40 で大会5連覇。大分コースとの相性バツグンな結果となった。

 

 

大会の結果などは、

大会ホームページ http://www.kurumaisu-marathon.com/index.html を御覧ください。

105

ページ上部に