北九州市障害者陸上クラブ 小谷 鮎美

6月18日(土)、昨年に引き続き『北九州市障がい者陸上競技教室』が北九州市戸畑区にある鞘ヶ谷陸上競技場にて開催されました。今年は天候にも恵まれ炎天下の中での開催となりましたが、参加した子どもたちは日差しにも負けないくらいの汗をかき、時間いっぱいまでトラックを走りました。

 

教室は3名の講師を迎え、大人から子どもまで保護者やボランティアスタッフ、見学者を含め総勢50名と昨年同様多くの参加を頂き、車いすレーサー、ハンドサイクルの試乗を行いました。また、今回は最近自転車競技でも使用されることが多くなったMicrolon様のご協力を頂き、マイクロロン効果を体験できるコーナーを設けました。

 

 

初めて参加された方の中には、緊張のあまり涙する子どもさんもいましたが次第にその場の雰囲気や車いすレーサーを前にして、いつのまにか笑顔になっていました。普段からスポーツ等の活動している子どもたちはもちろんのこと、そうでない子どもたちにも汗をかくこと、風や温度を肌で感じて頂けたと思います。講師の方々もまた、子どもたちの目の輝きに乗り方を教える姿勢にも熱が入っていました。加えて、暑さの中カメラのシャッターを切る保護者の姿も印象的でした。

 

最初にこの教室を始めたのが2011年でしたが、一昨年、昨年と引き続き教室を行ってきました。子どもたちとその保護者の方々の間で顔見知りが増え、アットホームな雰囲気で楽しんで頂けたようです。教室での出会いをきっかけに、コミュニケーションの輪が広がることも教室を行う上で大きな意味を持っていると感じました。

 

 

教室を終えた後、学生ボランティアの皆さんからも「楽しかった」、「また参加したい」等の言葉を頂き、障がい者陸上、障がい者スポーツの楽しさを感じる良い機会になってくれたことと思います。

 

最後となりましたが、今回教室開催にあたり九州パラ陸上競技協会をはじめ、講師として協力していただいた皆様、「NPO法人 はぁとスペース」様、「NPO法人 キッズスポッチャ」様、Microlon様、その他多くのボランティアの皆さまよりご協力いただき、心より感謝申し上げます。有難うございました。

 

 

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