気温18度 毎年より1時間早いAM10時にレースがスタート。今年は本田技研の協賛で、初めてテレビ生中継となり、全国へリアルタイムでこの大会が放送されました。東京2020への想いが日本に広がりはじめたのではないでしょうか。(ホンダさんありがとうございます)

 
フルマラソンT53/54は、6連覇中のマルセル選手が2km過ぎに、40m道路に出るコーナーで外に膨らみ中央分離帯に刺さり脱落という波乱の幕開けになりました。

 
1014km過ぎからは先頭集団が山本選手(福岡)・エレンスト選手(南アフリカ)・西田選手(大阪)・鈴木選手(千葉)の4名に絞られました。鈴木選手が何度も抜け出していましたが、勝負をかけるのを躊躇している印象がありました。

 

先頭の鈴木選手・エレンスト選手と一時は6秒差程度、離れてしまった山本選手と西田選手が残り5kmくらいから猛追し、毎年山本選手が利用している最後の下りで、山本選手が前二人に追いつき、西田選手はやや後方となり、TOP集団は3名で競技場へ入ります。

 

この大会4年連続2位の山本選手は、ホンダのレーサーを最後まで漕ぎ続け、そのまま1位フィニッシュ、レースを面白くしてくれた鈴木選手はあと一歩及ばず2位、西田選手の猛追を抑えたエレンスト選手が3位という結果でした。

 

この大会過去日本人選手が優勝したのは26回大会の笹原選手(大分)だけで、山本選手は日本人2人目という快挙!後半のレース展開はベテランらしいコースを知り尽くした技が光りました。

 

リオパラ後のレースということで、選手のモチベーションが心配されましたが、その分新世代のアスリートが上位に実力で入ってきたことは、2020年に向けて印象深いレースだったと思います。

 

鈴木選手は今考えると、35kmあたりでエレンスト選手と抜け出していれば優勝の可能性が有ったのではないでしょうか。

 

102T53/54女子は、新生「喜納選手(沖縄)」が安定したレース展開で初優勝。途中集団でもしっかりと引張っていました。

 

九州パラ陸上競技協会としては、九州勢が男女優勝!本当に素晴らしい結果となりました。選手の皆様本当にお疲れ様でした。
沿道でもリオに出た選手は何番?って聞かれたり、地元選手は何番?って聞かれたり、毎年感じますが地元に大きな大会があることは、本当にありがたいと思います。

 

レース結果は、http://www.kurumaisu-marathon.com/index.html こちらでご確認ください。

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カンパラプレス http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20161030-00010000-kanpara-spo

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