レポート 洞ノ上選手(T54) 福岡

オフィシャルサイト http://kotahokinoue.com/

毎年1月に、オーストラリアのキャンベラ、シドニーで行われるサマーダウンアンダーシリーズ。
私は、2007年から2011年の1月に重なった世界選手権時以外は、毎年出場しています。
今年で、10回目の出場でしたので、年末や正月休みを満喫した記憶がありません・笑。
この時期、南半球は真夏でとても暑いのですが、湿度が無いので木陰に入ると、とても気持ちが良いです。日差しは殺人的ですが・・・。

この大会は、シリーズですので、まずキャンベラで二日間トラックレースが行われ、その後、シドニーへ移動して、一日トラックレースがあり、最終日(オーストラリアンデイ26日)にROCKSをスタート・ゴールとする10kmのロードレースが開催されます。
キャンベラのトラックでは、1500mと5000mに出場しました。
初日の1500mと、5000mは、昨年から取り組んでいた、ニューポジションで挑みましたが、全く力を発揮する事ができませんでした。
二日目、ポジションを元に戻し挑んだ1500mでは、5着ながらも良いタイムを出す事が出来ました。

シドニーのトラックレースでは、選手が少ないからか、パラリンピック終了してすぐだからか分かりませんが、イベントの多いプログラムとなっていました。
公式レースは、100m・200m・400mのみでした。
チームパシュート(1チーム4人で同時スタートし、1人1周ずつ先頭を全力で走り、最終走者のゴール(1600m)のタイムを競います)
ラストマンスタンディング(40名ほどがいっせいに走り、ゴールラインを通過した後方から3名が脱落。後半になると1名ずつ脱落。最後は1対1で勝負)
400mハンディレース
200m×4男女クラス混合リレー
賞金や賞品もあってとても盛り上がりました。
競技を楽しむ事はとても大事ですので、日本でもこのようなイベントレースが開催できれば良いですね。

最終日は、10kmロードレースです。今回私は、初めて40歳以上のマスターズでエントリーしました。
ゴール直前の直角コーナーが危険で、今回からコースが変更となり、コーナー好きの自分としては、ちょっと物足りなさを感じるコースとなりました。
スタート直後、コース最大の下り坂があり、前回までは後続を引き離す、もしくは疲れさせることが出来てましたが、今回コースが変更となり、スタート直後に、その下り坂となってました。
スタートが得意ではない私は、スタート直後、集団に埋もれてしまい、下り坂では漕ぐことはおろか、ブレーキをかけて下る始末・・・。
フラットになっても道幅が狭いので、前を走る選手を抜く事が出来ませんでした。
先頭の選手からは、かなり引き離されてしまいましたが、一人ずつ抜いていき、なんとか第二集団まで追いつく事ができました。
その後、前から落ちてきた3位の選手を吸収し、5人の集団となりました。
その後、1名脱落し、4人でのゴールスプリント勝負となりました。
その集団の中には、マスターズは私だけでしたので、マスターズでの優勝は確定していたのですが、せっかくなので、オープンの選手にスプリント勝負を挑みました。
結果は、オーストラリアのジェイクに次いで、その集団では2番でゴールすることが出来ました。
来年は、スタートダッシュを決めて、下り坂を先頭でいけるようにしたいと思います。
そして、オープンでクート選手に挑みたいと思います。
皆さん、日本から暖かいご声援ありがとうございました。
次は、東京マラソン(2/26)です、ベストが尽くせるように頑張りますので、引き続きご声援のほど宜しくお願いいたします。

毎年キャンベラセンターでローラーイベントが開催されます。ちゃんとMCがいてイベントを盛り上げます!


一般のサラリーマンや子供たちが普通にチャレンジして、1分間の距離を競います。
横ではアスリートがデモンストレーションで盛り上げます。

キャンベラから、大型バスで約3時間かけて、シドニーへ移動します。
毎年選手は、シドニーのガバメントハウスに招待してもらいます。

大会の合間には、ジュニア向けのクリニックも行われ、招待選手が指導にあたります。

私と渡辺二人で、一名の選手を指導しました。黒いウェアの子がジュニア選手です。

日本人選手達と、毎年恒例のフィッシュマーケットでオイスター。一年分の牡蠣を食べます。

オーストラリア最初の入植地The Rocksのストリートがスタート・ゴール。
片道2.5kmのコースを2往復する10kmレースです。

1km地点ではバックにオペラハウスが見えます。この時、私の目の前にはハーバーブリッジが!
レース中は、それどころではありませんが・・・

折り返してきて、ゴールに向かうハーバーブリッジ。私の目の前にはオペラハウスが見えます。
(上の2枚の写真は同じ場所で撮影しています。)

レース直後。皆健闘を称え合います。左からアレックス(カナダ)、廣道、クート(オーストラリア)、洞ノ上、渡辺、ジェイク(オーストラリア)

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