2013,10,27秋晴れの大分市で第33回大分国際車いすマラソン大会が開催された。
完走者
フルマラソン 86名 九州勢11名
ハーフマラソン 138名 九州勢64名
大会ホームページ http://www.kurumaisu-marathon.com/index.html
レースは、この大会3連覇中のマルセル・フグ(スイス)選手がスタートから飛び出し、単独首位で走行。2位グループは12名程度で構成されマルセルを追いかける展開に。しかしレースの1/3を過ぎたところで、1位と2位の差がすでに2分ついてしまう。
2位集団が混戦のままテクニカルエリア(大分市鶴崎市街地)に突入すると、洞ノ上選手(福岡)がパンクし戦線離脱となってしまう。今回優勝候補として名前が挙がっていただけに不運。
折り返しをすぎたところから副島選手(長崎)山本選手(福岡)久保選手(北海道)が徐々に後続選手を切り落としにかかり、徐々に2位集団の数が減っていく。テクニカルエリアまで戻ってくると2位集団は国内4名・海外勢3名の7名となる。この中には、T53ハインツ選手(スイス)・廣道選手(大分)もしっかりとポジションキープ。
残り5km程度から2位集団が一気にスピード勝負でサバイバルレースとなる。副島・山本・廣道選手が逃げ切りモードに入るが、山本・副島選手が更に加速し二人でトラック勝負までもつれる。両者の応援団が競技場で隣同士ということもあり、競技場内はフィニッシュまで大きな声援が連呼した。残り200mほぼ並んだ二人だったが、昨年2位の山本選手が副島選手をさし2位フィニッシュ、同タイムでの2位3位となった。
女子T53/54は序盤から土田選手(東京)がある程度順調に男子10位くらいの集団くらいと併走していたがマニュエル・シャー選手(スイス)が集団後方から土田選手に追いつき、レースはそのままトラックまで持ち越された。フィニッシュテープをほぼ同着で切ったが、判定の結果マニュエル・シャー選手が1位となった。この記録が世界新記録となり、大分のコースがタイムが狙えるコースというのがあらためて感じられた。
世界記録はコチラから http://www.paralympic.org/Athletics/Results/Records