DSC00353 4/30-5/1 鳥取県立布勢総合運動公園陸上競技場で第27回IPC公認日本パラ陸上競技選手権大会が開催された。
2日間共に晴天に恵まれたが、やや強い風で追い風参考となるレースがあったのがもったいなかった。

 
第1回から昨年26回大会まで、大阪で開催していたこの大会だが、初めての他県開催となり、車いすの選手は「鳥取マラソン」でお馴染みの会場での開催となった。この大会に対して、鳥取県はかなりのチカラを注ぎ、県庁には特大の大会ロゴスクリーン、会場周辺や町のあちこちには、ポスターやのぼり旗が設置され、行政がこの大会を成功させようとする雰囲気が、町のあちこちから見て取れ、正直、金のかけ方が半端無かった。
競技場の外では、色々なブースが出店しており、大会の集客に一役かっていて、県のマスコット「トリピー」も子どもたちや選手と記念撮影をしていた。

 
夜の繁華街で大会の存在を知っているか、町の人にアンケートすると知っている人がほとんどだったが、観戦までは行かなかったみたいだが、リオパラに出る選手が鳥取に集まっていることが嬉しいと、話してくれた地元の人が印象的だった。

 
各メディアは全国から40社を超える媒体が集まり、観客は見た目2000人は集まっていたように思える。集客に対して動員かけていたかもしれないが、鳥取行政としてのやる気が見えて羨ましかった。

 
審判の方は、「ここでパラリンピック決める選手も出てくるんでしょ? 審判しててこんな嬉しいことはないよ」と、方言まじりで話してくれたのが印象的で、逆に選手についての質問や、どの選手が有能なのかなど質問されてしまった。

 
DSC00370この大会のハイライトとしては、山本篤選手(T42)が走幅跳で、世界記録となる「6m56cm」の大ジャンプを決め「鳥取サイコー!」と笑顔で語った。

 

山本選手は競技前に「今日は出す!」と宣言していたので、調子が良いのだろうと思っていたが、さすが有言実行!ジャンプした後に記録を審判が発表すると両手でガッツポーズ!この大会一番の拍手を浴びていた。

 

大会全体を通して、車いすの選手にはタータンの相性はイマイチだったように感じ、記録としては少し物足りない結果となった。

 

全体の結果サイト http://ts-sawayaka.jp/sokuho/
 
 
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