今回のジャパンパラリンピック大会は、初めて山口県で開催されました。会場は、一昨年国体が開催された維新百年記念公園陸上競技場で、約230名の選手が、2日間にわたって日頃の練習の成果を発揮しました。
1日目は、午後から小雨が降りだし、コンディション的には万全とは言えない状況でしたが、ジャパンパラリンピック出場選手は、百戦錬磨のつわもの選手が多く、しっかりと結果を出していました。
2日目は、初日とは打って変わって晴天となり、少し暑いくらいでしたが恵まれた天候となり、その影響もあってのことか、2日間で日本新記録14個、大会新記録33個という実りある大会となりました。
ただ、全体的には、知的障害の選手が増え、身体障害の選手が少ない感じでした。その中でも車いす選手の出場が少なく、寂しい印象を受けました。
2020夏季オリンピック・パラリンピック東京大会の開催が決定した事を機に、今後ますます障害者スポーツが注目されるのは言うまでもありません。そこで、新たな競技選手の発掘そして育成は、日本身体障害者陸上競技連盟と当協会が密に連携をはかりながら、積極的に取り組んでいく必要があります。そのためには、会員・賛助会員をはじめとする多くの皆様方のご理解とご協力が必要不可欠です。今後とも、ご支援ご協力の程、よろしくお願い致します。