第28回釧路湿原全国車いすマラソン大会が、8月25日日曜日に開催された。ハーフマラソンは、9時30分に釧路市民陸上競技場をスタートした。
当日は、降雨が心配される空模様だったが、出場選手たちや大会関係者の期待に添う、8月としては最高のマラソン日和となった。ハーフマラソン、8km、2kmのそれぞれの種目に、約100名の出場者が剛腕を発揮した。
注目のハーフマラソンでは、久保選手がスタートから飛び出し、他の選手を寄せ付けず終始独走してゴールテープを切った。一方、優勝争いの一角と予想されていた、昨年大会2位の吉田選手は、スタート直後のアクシデントで、実力を発揮することができなかった。また、後続の集団では、新人選手とベテラン選手が、それぞれの持ち味を発揮し、順位を競い合う中でも、お互いにドラフティングしあう姿も見られた。さらに、健常者の出場が認められているこの大会ならでは、ハーフマラソンに2名の健常者も出場した。
釧路大会と言えば、大会名物の武修館高校の学生たちの多くの手作り横断幕、選手一人一人のための応援プラカード、そして武修館中・高全校生を含む多くの市民の応援が、体力を消耗した選手にとっては走るエネルギーとなると同時に、温かい声援が記憶に残る大会になったのではないだろうか。
この大会もすでに28回を数えるロングラン大会となった。どこも財政難という中で、釧路市の継続的な大会開催への多大なるご尽力、関係者そしてボランティアの皆様のご協力に、心から感謝するところである。そんな皆様のご苦労に答えるためにも、今後さらに出場選手数が増え、大会を盛り上げることができればと思っている。
そこで、会員の皆さん、来年の8月第4日曜日は、暑い九州を抜け出して、初夏のような涼しい気候の中で走る大会と、浜ゆでカニや秋刀魚の刺身など美味しい名産物を味わって、北海道釧路を満喫するというのはいかがでしょうか?
熊本県 会員 竹内信広さん提供
第28回 釧路湿原全国車いすマラソン大会に参加してきた。 自分自身はじめての北海道、当然初参加の大会でワクワクと不安が半分ずつといったところ。
ホテル到着後すぐに行われた開会式で初めて知ったのだが、 釧路市内の高校の各クラスが作ったという横断幕が素晴らしかった。 どの横断幕も見事だったが、その中でも評価の高い上位3チームは 釧路市長からの表彰があり、市をあげて大会を盛り上げようとしているのが 感じられ、非常にうれしかった。 まさに「お・も・て・な・し」の心である。感動した。
開会式の後は懇親会。テーブルの上に、お箸や通常のフォーク・スプーンの横に、カニフォークが 「あ、ども。自分も働きますんで。」と言わんばかりに整列しており、こちらとしてもテンションをあげざるをえません!ご馳走様でした。大変おいしくいただきました。
レース当日の天気は曇り。小雨がふりそうな感じだったので、雨用の準備をしていたが、たまに太陽が顔をだすほどのちょうどいい具合となった。 釧路のコースは、陸上競技場をスタートし、釧路市街の大通りをメインに設定されたコースを3周し、陸上競技場にもどってくる周回コース。
結果は1時間8分41秒。自己BESTを3分ほど更新という結果ではあったが、ひそかに1時間5分きり、目指していたので自分的には悔しさの残る結果となった。これから3分42秒縮めるために練習します。
最終日はすこし早く起きて、近所の市場へ家族や友人のためにカニの調達がてら朝飯にGO!アレですよ、どんぶり飯にいろんな具をすこしずつ乗せて自分好みの海鮮丼をつくるっていうTVでよく見るアレ。いわゆる”うわー、海の宝石箱や!”ってやつである。ご馳走様でした。
終わりが見えない真っ直ぐで平らな道、コース上から途切れることなく続くたくさんの声援、豊かな海から獲れるカニや魚などの食材。北の大地のスケールと懐の深さを感じることができた大会だった。
大会結果PDFはコチラ第28回釧路湿原全国車いすマラソン大会レース結果