公式サイト http://kotahokinoue.com/
日時:
シャルジャ3月14日・15日
ドバイグランプリ17日~20日
場所:
UAEアラブ首長国連邦
今大会は、シャルジャ首長国で1大会、ドバイで1大会が開催されました。
私は、2大会とも、1500mと5000mに出場しました。
中国やタイをはじめ、トラック種目において、トップレベルの国があまり出場していなかったのですが、世界記録保持者のマルセル選手や、ロシアなどといった強豪選手は参加していました。
トラックは、競技場によってゴムの質や硬さが異なり、硬いと高速レースとなり、軟いとスローレースとなります。私は、ロードがメインなので、硬くて高速となるトラックが好きです。
今大会は、前半のシャルジャが高速トラックで、後半のドバイグランプリが激重トラックでのスローレースでした。
前半のシャルジャでは、自己記録を更新する、2分59秒39でした。これは、1年前までは、日本記録となるタイムなので、自分でも納得のタイムだと言えます。東京マラソンへ向けて、ロードの練習ばかりをしていましたが、スピードも上がってきてるのを感じました。
そして、ドバイへ移り、今度は一転、柔らかいトラックで、転がりが悪くスローなレースでした。
しかし、1500mではマルセルと同じ組になり、かなりのハイペースとなり、とてもきつかったです。なんとか喰らいついていきましたが、ラスト1周で千切れてしまいました。
とはいっても、タイムは3分3秒位で、激重トラックにしては、とても良いタイムを出すことができました。
最後の5000mでは、なんとかマルセル選手に喰らいついていって、銀メダルを獲得しました。
4月のボストン・ロンドンマラソンでも優勝候補の一角である、スイスのマルセル選手ですが、彼は、800m、1500m、5000m、1万mの世界記録保持者です。( ※大分国際車いすマラソンは5連覇中です。)
今回も、5000mで自身の持つ世界記録を塗り替えました。普通なら、数名で先頭交代を繰り返しながらタイムを出すのですが、今回、彼は独りで出してしまいました。次の組で走る私たちは、信じられないといった気持ちでした。1周間違えてるんじゃないか?と言い出す選手までいました・・・それほど驚異的な走りでした。
世界は、どんどん進化していますので、それに遅れることなくしっかりと喰らいついていき、さらにその上を行きたいと思います。
今回は、ロードのトレーニングだけでしたが、パワーアップしているのを実感しました。今後は、スタミナを強化し、スタートから逃げれるくらいの走りをしたいと思います。9月のリオ本番まで、ライバルと走れるのは、ボストン・ロンドン・ソウルが最後です。
しっかりスタミナを強化し、リオへ向けて手ごたえのある走りをしたいと思っています。
引き続き応援のほど宜しくお願いいたします。